書斎というと読む・書く・考えるまたは高尚な趣味に没頭する知的な空間というイメージがあります。勉強部屋の大人版みたいなものですね。
この部屋を書斎として使うと決めたとき、最初は昭和初期の文豪の書斎を参考にしようと思いました。
しかし、趣のある家具や調度品は調達が難しく(予算的にも)、また、この家自体が平成2年に建てられたので、家具だけアンティークな物にすると、重厚過ぎて部屋の雰囲気に合いません。
それなら、いっそのこと、昭和後期〜平成初期の居間のようなイメージにすれば・・・と考えたら、こんな風になりました。
最初に頭でイメージしたのとは違い、温泉旅館の部屋のようになってしまいました。
まあ、それはそれで居心地は良さそうだし・・・
一般的な「書斎」のイメージにこだわらず、畳の部屋の利点をいかして、ごろ寝もできるゆるい書斎をめざします。