少し前になりますが、京都の東福寺の「日曜坐禅会」参加しました。
東福寺では、毎週日曜の午前6時30分から「日曜座禅会」が行われています。
(ただし、重要な行事がある日やその他のご都合で行われない週もあるようです。
メールや電話でも開催の予定を教えていただけます。)
午前6時より希望者のみ禅堂の掃除、6時20分より坐禅の説明、6時30分より30分を2
回坐禅を行うといったタイムスケジュールになっています。
遅くとも6時20分には到着しなければなりません。
坐禅そのものに参加したくて伺ったのですが、掃除の方にも興味が湧いてきて、
(重要文化財を掃除させていただく体験は貴重なので)6時ちょっと前に伺いました。
掃除道具はすでに用意されており、ほうき・塵取り・ぞうきん・バケツなどがあります。洗剤やワックスなどは使いません。
特に開始の号令や役割分担もなく、各自が好きなところを好きなように掃除するのですが、どこも汚れているわけではなく、キレイなところをさらに磨くといった感じです。
余計な物が一切ないので、物を移動したり片付けたりする必要はありません。
本当に掃いたり拭いたりするだけなのです。
皆さん黙々と掃除をしていらっしゃいます。
禅堂を掃除しているせいか、自分の心も磨いているような不思議な気持ちになります。
掃除を終えてから、坐禅を開始します。
禅堂での坐禅も良い体験になりましたが、掃除でも感じるところが多くありました。
最近、朝一番に書斎を掃除すると、その時に近い気持ちになることがあります。
物が少ない6畳間なので、掃除時間は10分程度です。
特に汚れていなくても、固く絞った雑巾でテーブルや窓周辺を拭き、掃除機をかけます。
汚れていなければ掃除をしなくてもいいのですが・・・
「掃除が終わったあとの、なんともいえない爽快感」を感じたいためにやっています。
掃除が終わり、きれいになった部屋を眺める。その一瞬がたまりません。
「散らかっている所を片付けるのは億劫だけど、キレイな所はさらにキレイにしたくなる。」
やはり、「モノは少なく掃除はこまめに!」がいいですね。