和室の書斎で、すっきり過ごす。

6畳和室をベースにして「シンプルで心地よい暮らし」を研究しています。

襖の組子が美しく見える瞬間。

ウチの襖(ふすま)のほとんどは、書斎と同じこのタイプです。

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唯一、違うタイプなのが客間と仏間を仕切る襖(ふすま)です。

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組子(くみこ)が細かくデザインされています。

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客間なので、多少凝った’見せるデザイン’になっていますが、普通にこの襖を見ても特に何も感じません。

 

 

ところが、一瞬立ち止まって「美しい・・・」と感じる時があります。

 

 

それは夜間、客間に電気がついていて、かつ、廊下と仏間が暗い時に見られます。

 

 

 

そのような条件が整った時、私が書斎から出た瞬間・・・

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目の前に、こんな光景が現れます。。。

f:id:marujin:20180817203228j:plain幻想的と言うと大げさですが、廊下に出た瞬間、思わず見入ってしまう美しさなのです。

 

表よりも裏、明るい所より暗い所、激しく主張しない美しさがたまりません。。。

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ウチに限らず、昭和以前に建てられた古民家には、凝ったデザインの建具が多く残っています。

 

蛍光灯やLED電球ではなく、裸電球に照らされるともっと美しいはずです。

 

昔の人は、日常的にこのような様式美を楽しんでいたのかも知れません。。。