写真のシャツ2枚、両方とも「白無地オックスフォード ボタンダウンシャツ」です。
向かって、左がタックアウトしてはいけないシャツで、右がタックアウトしてもいいシャツです。
良く見ると細かい違いはありますが、ほぼ同じ感じのシャツです。
ちなみに左がユニクロ、右がグリーンレーベルリラクシングのものです。
先日、グリーンレーベルのシャツを2枚まとめて買ったのですが・・・
思うところあって、ユニクロのスリムフィットオックスフォードシャツを特価1,290円(通常価格1,990円)で買い足しました。このシャツは、タックイン専用でタックアウトできません。
なぜ、カジュアル専門とも言えるユニクロの製品がタックアウト出来ないのか?
私が着てみましたので、見比べてください。
左がユニクロ、右がグリーンレーベルです。わかりますか?
後ろからもご覧ください。
左がユニクロ、右がグリーンレーベル。後ろからの方がわかりやすいです。
どうしてユニクロはダメなのか・・・
着丈が長すぎるのです。
タックアウトして着るシャツの着丈は「お尻が半分隠れるくらい」がいいと言われています。上の写真のジーンズのポケットで見るとわかりやすいのですが、右のグリーンレーベルはポケットの下半分が出ていますが、左のユニクロはすっぽり隠れています。
丈が長すぎて、あんまりカッコよくないです。
こういう感じの同世代のおじさんをよく見かけます。
私は身長167cmで既製服はSサイズを買うことが多いです。
この2枚のシャツは両方ともSなのですが、サイズ表で数値の違いを見ると・・・
Sサイズで比較すると、肩幅は43cmで同じ、身幅は49.5cmと50cmでほぼ同じ、そで丈は60cmと59cmで同じではありませんが大きく違ってもいません。
ところが、着丈はユニクロ73cm、グリーンレーベル68.5cmと4.5cmもの差があります。
実際に重ねて比べてみました。
上がグリーンレーベル、下がユニクロ。かなり違います。
スケールで測ってみました。
前のボタンの位置で約4cm
後ろは・・・
約6.5cm違います。
タックアウトするシャツを買うときは、畳んだままでサイズだけ見るのではなく、広げて体に当ててみたり、可能ならば試着して特に後ろから見た感じを確認するのがいいのです。
また、通販などを利用する場合、自分好みの着丈を覚えておけばサイズ表だけでもある程度予測できます。
ただ、サイズ表だけで決めると意外な落とし穴もあるので注意が必要です。
2枚重ねた上がグリーンレーベルです。前をめくるとわかりますが前後の着丈は同じです。
下のユニクロは、後ろの中心部分が前に比べ約1.5cm長くなっています。
このへんは、サイズ表だけではわからない時もあります。
この着丈が長い問題は、裾をカットする事で解決できますが、補正料金がユニクロのシャツ本体より高くなる場合もあるので、悩ましいところです。
洋裁の得意な方なら、ミシンがあれば簡単なのかもしれませんが・・・
ユニクロさんへ
どうか、タックアウトできるの着丈の短いオックスフォードボタンダウンシャツを販売してください。そして、おじさんに勧めてください。そんなに売れないかもしませんが、一定のニーズはあると思います。(多分)