寒九(かんく)とは、寒の入り(二十四節気の小寒)から数えて9日目のことを言います。2019年は1月6日が寒の入りだったので、本日1月14日が寒九になります。
この寒九に汲んだ水は「寒九の水」(かんくのみず)と呼ばれ、その水で薬を飲むと良いとされています。
寒さと乾燥で雑菌の繁殖が抑えられ、水が澄んでいることから健康にも良いということなのでしょう。
私は薬を服用していませんが、寒九の水でお茶を入れようと、新潟市の隣の阿賀野市の名水”岩瀬の清水”を汲みに行ってきました。
この岩瀬の清水は、古くは越後三清水のひとつに数えられ、現在は阿賀野市指定文化財になっています。
いつも大勢の方が汲みに来られるので、専用駐車場もあります。
駐車場から歩いて数十メートルのところに無料の水汲み場があり、いつでも誰でも水を汲むことができます。
時間帯によっては並ぶこともありますが、今日は朝早く行ったので私のほか2人しかおらず、すぐに汲むことができました。
屋根のかかった水汲み場の奥に旧取水場が遺跡のように残っています。
以前は、こちらから直接汲むことができたようですが、現在は使われていません。
10リットルのポリタンクに満タン汲んできました。
さっそく家に帰って鉄瓶で湯を沸かし、お茶を淹れてみます。