暖かくなり土の中にいた虫たちが動き始める頃だと言われています。
3月3日のひなまつり(桃の節句)の陰に隠れていて、二十四節気の中ではかなりマイナーなのですが、虫に限らず様々な動植物の始動を知らせる重要な節目になっています。
啓蟄の旬を感じようと産地直売所に行ってみました。
この時期の旬の花、スミレが出ています。
我が家にはスミレがないので、一瞬「買おうかな?」と思いましたが、これ以上鉢を増やしても仕方ないので・・・見るだけにしました。
野菜売り場には、わらび・タラの芽といった春の山菜が並んでします。
今買い求めなくても、もう少しすると”山菜採り”に行った方々から様々な山菜を「おすそ分け」してもらうので、ここも見るだけにしました。
今は1年中さまざまな野菜や花が店頭に並び、季節感や旬といったものが感じづらくなっています。
でも、旧暦や旬を意識すると、何でもない日常にちょっとしたイベントが盛り込まれ、心豊かな生活が送れます。
私も旬を感じるちょっとしたイベントとして、山菜の天ぷらや刺身を目当てに居酒屋をのぞいてみます(笑)
ちなみに今の時期の旬の魚は、魚に春と書く鰆(さわら)です。