和室の書斎で、すっきり過ごす。

6畳和室をベースにして「シンプルで心地よい暮らし」を研究しています。

和室の書斎 空(うつ)の空間の楽しみ方。

この書斎には、ほとんど物がありません。

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正確にいうと物がないのではなく、押入れや戸棚に入れてあるのですが・・・

このような日本家屋の空っぽの空間を”空(うつ)の空間”と呼ぶそうです。

物が少ないとスッキリとしていい感じですが、その一方で殺風景で面白みがないように思われます。

絵画や調度品など装飾物もありません。何もなさ過ぎて居心地が悪そうにも見えますが、決してそんなことはありません。。。

 

部屋に何もない分、障子を開けた時の外の景色がよりいっそう美しく感じられます。

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四季折々で変わる庭の風景が、どんな装飾や絵画より面白く、見ていて飽きません。
また、この景色が見えることにより、部屋の中にいても四季を感じることが出来ます。

 

外の景色ばかりでなく、障子を閉めていても季節を感じる小さな工夫もしています。

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出窓の棚に季節の草花やミニ盆栽を置くことで、障子を閉めても殺風景な感じにはなりません。
庭が見えない状態でも草花などで時候に合ったあしらいを足すことによって、落ち着いた快適な空間を演出することが出来ます。

 

あまり物がない”空(うつ)の空間”ならではの楽しみ方をこれからも探していきます。