服の生地が傷む一番の原因は洗濯だと言われています。家庭での洗濯ばかりでなくクリーニング店に出すのも同様で、出来るだけ洗濯しない方が生地は傷みません。
とはいうものの、インナーやシャツなど肌に直接触れるものは「1度着たら洗う」が基本ですし、セーターなどもシーズン中に何回かクリーニングする方が多いと思います。
肌に直接触れたり内側に着る物は、生地の傷みよりも「清潔であること」の方が大切だということですね。
では、それ以外のジャケットやアウター(コートなど)はどうでしょうか?
こちらは皮脂汚れや体からの臭いを心配する必要があまりないので、外部からの汚れがなければ、そう頻繁にクリーニングする必要はありません。
なので私の場合、ジャケットやスーツは年に1回、シーズンオフにクリーニングに出すようにしています。
何かのアクシデントで大きな汚れやシミが出来て、自分でメンテナンスできない場合はその限りではありませんが、普段は着用したあとすぐに簡単なメンテナンスをしていれば、問題はありません。
では、アウター(コートやダウンジャケットなど)はどうでしょうか?
私は、ほぼ毎日着ている仕事用のコート以外の使用頻度の少ない物は、特に汚れていなければ2シーズンに1回しかクリーニングに出しません。ジャケットやスーツと同様に着用後のメンテナンスは必要ですが、そうそう汚れる物ではありませんし・・・
ちなみにクリーニングに出さない年は、シーズンオフにこのようなメンテナンスしています。
1.まず、明るいところでシミや汚れ、ほつれがないか確認します。
2.特に問題がなければ、丁寧にブラッシングしてホコリをはらい、生地表面を整えます。
3.次に外側と内側の両方に除菌消臭剤をかけます。(いつもより丁寧に)
4.そのまま、半日~1日くらい陰干しし、カバーをかけてクローゼットにしまいます。
毎年クリーニングに出した方が清潔な感じがして気分がいいのですが、都市部にあるようなブランド物を得意とする超高級クリーニング店は別として、地方の一般的なクリーニング店では、丁寧な高級洗いを指定しても、生地の質感や風合いが大きく変わって戻ってくることも珍しくありません。
もとは高価ないい物であったとしても、”洗濯よれ”したものは貧相で不潔そうに見えますし、そこから漂うおじさんの哀愁は・・・考えただけでも悲しくなってきます。。。
なので、ジャケット・スーツやアウターは出来るだけクリーニングの回数を減らすようにし、状態が良いままで長持ちするように心がけています。
シーズンオフや衣替えの時に「クリーニングに出して片付ける」のが常識かもしれません。でも、使用頻度の少ない(汚れていない)アウターに関しては、こちらの方法でも問題ありません。
アウターのクリーニング代は高いので節約にもなりますし・・・この方法、お薦めします!