和室の書斎で、すっきり過ごす。

6畳和室をベースにして「シンプルで心地よい暮らし」を研究しています。

用の美 新潟県燕市の伝統工芸「鎚起銅器」(ついきどうき)の盃。

10年位前から日本各地の伝統工芸品や民芸品に興味を持つようになりました。

書店でもこのような雑誌を見かけると、ついつい買ってしまいます。

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大人のおしゃれ手帖特別編集 民藝のある暮らし (TJMOOK)

 

なかでも陶器などの焼き物と鉄器・銅器などの金属加工品が好きで、旅先などで気に入った物があると財布と相談しながら手に入れるようにしています。

特に熟練の職人さんの「手仕事」が、じかに感じられる物に目がありません。

 

こちらは私のお気に入りで、新潟県燕市の伝統工芸「鎚起銅器」(ついきどうき)の盃です。

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「鎚起銅器」は1枚の銅板を熱してから木槌や金槌で叩きながら成形し、鍋や薬缶、酒器や茶器などの日用品を作っていきます。

イチから完成するまで、全て職人さんの手仕事で作られます。

 

丸いおせんべいのような銅板を大きさの違う何種類かの金槌で叩いていくと、槌目(つちめ)が連続した美しい模様になります。

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盃の内側は錫(すず)で加工されています。

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この盃は、普段使いではなく「いいお酒」を飲むときに使います。

お猪口やぐい呑みと違って、口が広いので(直径約7cm)酒の香りを楽しむのに適しています。なので、吟醸酒大吟醸酒などを冷やで飲む際に登場していただきます。

 

お盆に親戚から頂いた地元の銘酒の純米大吟醸を・・・

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鎚起銅器の盃で美味しくいただきます。