和室の書斎で、すっきり過ごす。

6畳和室をベースにして「シンプルで心地よい暮らし」を研究しています。

昭和の風景 ぼくの夏休み 

セミの「ジージー・・ジージージー・・・」という鳴き声を聞くと、子供の頃の夏休みの宿題を思い出します。

 

昭和50年代前半の田舎ではクーラーの設置率が低く、うちは居間に1台あるだけでした。それも常に使用しているわけではなく、大人に「電気代がもったいない。」「もう少し我慢しなさい。」と言われ、よほど暑くなければつけてもらえませんでした。
なので、その頃はどこの家も暑さをしのぐため、家中の窓を開け風を通していました。

 

当時の子供は、夏休みの宿題を涼しい午前中にやるように先生や親から指導され、風が吹き抜ける場所に移動して少しでも早く終わらせようと頑張っていました。

イヤイヤ宿題をやっていると、より暑さが増すようなセミの大合唱が始まります。ただでさえもやる気がないのに、その暑苦しい効果音で余計にテンションが下がります。

 

でも、そんな「ジージージー」というセミの鳴き声を忘れさせる一瞬があります。

 

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少し風が吹いたとき、肌に心地よさを感じると同時に「チリーン チリリーン」と風鈴の音がするのです。

 

あの頃は、どこの家でも風鈴があったような気がします。

窓を閉めてエアコンをかけている現在では、あまり見かけなくなりました。

あの良い音色もご近所さんにとっては騒音ということもあるのでしょうか?

 

 

幸い、ウチはお隣さんと距離があるので、風鈴をさげてみることにしました。

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最初は外の軒下につるそうと思いましたが、夜や風が強い日には屋内に移動させなければなりません。それはそれで手間なので・・・

窓の上の長押(なげし)につるすことにしました。これなら、窓の開け閉めで自在の調節することが出来ます。

 

さて、肝心の風鈴効果はどうでしょう?
さげる場所は、掃き出し窓より出窓側の方がいいようです。

 

たしかに、涼しげな音色は風情があります。

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風情はありますが・・・暑さを忘れるまでは・・・

猛暑日が続く平成最後の夏は、エアコンとの併用が良いようです(笑)