和室の書斎で、すっきり過ごす。

6畳和室をベースにして「シンプルで心地よい暮らし」を研究しています。

「日本の城下町を愉しむ」著者の独自の視点が面白いです。

私は”お城”や”城跡”が好きなのですが、それ以上に”城下町”が好きです。狭く複雑な道路や歴史のある商家や建物などは見ていて飽きません。
また、城下町には花街の名残りのある飲食店街があることも多いので、郷土料理を肴に一杯やるのも楽しく・・・

久しぶりに本屋さんに立ち寄ったら、城下町の面白い本を見つけました。

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お城ブームと言われて久しくガイドブックもたくさん発刊されていますが、城下町に特化した本は珍しいです。

パラパラめくって面白そうだったので、買ってみました。

見どころたっぷりの有名な城下町はあえて紹介せず、地方の中堅どころを紹介しているのですが、一般的なガイドブックと違い、かなり独自の視点で描かれています。

 

例えば、新潟市の隣の新発田市を紹介したページでは・・・

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食文化の紹介の中で”八寸おりおり”というイベントが大きく扱われています。

「八寸おりおり??」

私も隣町なので地元みたいなものですが、この”八寸おりおり”なるイベントは知りません。

記事を読むと2017年から始まった比較的新しいイベントらしいです。それも大々的なものではなさそうで、飲食店街の一部店舗で八寸と酒1杯を手頃な価格で提供するという企画だそうです。
こちらは、その八寸の挿絵です。↓

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この本は全般にわたって、写真はほとんど使われておらず、独特なタッチの挿絵が挿入されています。

著者はこの”八寸おりおり”が気に入ったらしく、かなり詳しく紹介されています。昼夜で5軒ほどハシゴしたとも書かれていました。。。

 

私の馴染みのある新発田では、マニアックな飲食店イベントが紹介されていました。他の城下町でもあまり知られていない所が紹介されているのでしょうか?

じっくり読んで、面白そうな城下町を訪ねてみたいです。

 

日本の城下町を愉しむ