齋藤孝さんの著作や監修された本が読みやすくて好きです。多くの本を出版されているので全部は読めませんが、気になるタイトルがあるとジャケ買い(タイトル買い)しています。
ご専門の教育学のみならず、ビジネスや自己啓発、コミュニケーションや健康など多岐に渡って出版されていますが、その中でも古典や文化についてやさしく解説している本が好きです。
古典は難解なものが多く、興味があってもなかなか手が出ません。
そもそも、古典そのものを深く理解したいのではなく、概要やそこから由来している四字熟語・ことわざの故事や本来の意味を知りたいといった感じなので、本格的な解説書は向いていません。
最近は、口語体の現代語訳や超訳など、よりわかり易いものも出版されていますが、自分に向いていないものは、読み始めても先に進まず、途中で挫折してしまうこともあります。
その点、齋藤さんとは相性が良く「結局、最後まで読めなかった・・・」ということがないので、安心して買えます。
特に最近気に入っているのは「こども○○」のシリーズです。
文字通り、小学校低学年~中学年の子供向けの本なのですが、書き下し文とこども訳、さらにこども訳を詳しく解説しており、面白く読むことが出来ます。
子供向けの本をなので、ひとりでこっそり読んでいたのですが、どうやら大人の需要も多いらしく、日経新聞の記事下広告でも時々見かけます。
苦手な分野やまったく知識のないことは、初心者向けの本だけでなく子供向けの本を読んでも面白いと思います。