私は「高級なおじさん」を目指していません。なので「一生モノ」や「ワンランク上」といったセールストークには全く反応しません。
服も例外ではなく、基本的には、ユニクロとグリーンレーベルやナノユニバースなど比較的手頃な価格のセレクトショップの定番的アイテムをミックスして着回しています。
低価格路線の「プチプラおじさん」なのですが、気をつけていることが２つあります。
１つ目は買い替えの時期です。
シャツなどの通年使用するものは１シーズン、セーターなどの季節物は２～３シーズン、ジャケット・スーツ・コート類は３～４シーズンで買い替えるようにしています。
それだと「かなりお金がかかるのでは？」と思われるかもしれませんが、１５，０００円のシャツを３シーズン着るのではなく、５，０００円のシャツを１シーズンで入れ替えるという考え方のなのでトータルコストはそれほどかかっていません。（セールも、うまく利用してます。）
シャツなどは頻繁に洗濯しますので、何シーズンも着ると生地の風合いがなくなって古びた感じになります。
そうすると実際には洗濯したての清潔なシャツでも「清潔感」が感じられなくなります。
私達おじさんは’本体’が古びていますので、「不潔な感じのおじさん」にならないようにパッケージ（服）で「清潔感」を出すようにしなければなりません。
それに定番アイテムでも流行があって、細くなったり太くなったり、長くなったり短くなったりしますが、これくらいの頻度で入れ替えると特に意識しなくても適度に流行に乗り「昔の恰好をしたおじさん」になりません。
２つ目は生地や素材です。
ウールなどの天然素材１００％の良さもわかっていますが、最近の化繊や混紡製品が気になります。
「シワになりにくい」「軽い」「消臭」などの機能をもった製品が思った以上にいいのです。
以前、私は’化繊＝安かろう悪かろう’のイメージを持っていました。
なので、天然素材にこだわっていた時期もあったのですが、最近の機能性を重視した製品はバカにできません。見た目こそ天然素材とは少し違いますが、それを補って余りある機能を持っています。
こちらなど、見た目はちゃんとしたジャケットですが、生地が柔らかくて軽く着ていて非常にラクです。
素材は何種類もの混紡です。
同素材のパンツもあるので、セットアップでスーツとしても使えます。
しかもパンツにはベルトループもありますが、ウエストゴムでドローコードも付いています。
ここまで楽すると普通のスーツが着れなくなるかも・・・不安になるくらいです。
完全なフォーマルは別ですが、ちょっとキレイ目な恰好をという場合は、これくらいの方が身のこなしが軽やかになり気分がいいです。
50歳にもなれば、それなりのブランド（百貨店に入っているような）の服を着て、年齢にふさわしい風格を・・・という考え方もあるかも知れませんが、まあ人それぞれなので！
服ばかりでなく何事も「○○は△△でなければならない。」と決めつけず、柔軟な対応をして心地よく過ごしたいです。
