和室の書斎で、すっきり過ごす。

6畳和室をベースにして「シンプルで心地よい暮らし」を研究しています。

男50歳の服装 大山旬さんの「男の服が、人生を成功に導く」を読んでみました。

スタイリストの大山旬さんの新刊が出たので、さっそく読ませていただきました。

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男の服が、人生を成功に導く

大山さんの著書というと、今までは“大人向けのカジュアル”を扱ったものが多かったのですが、今回はスーツやジャケパンなどビジネススタイルに特化した書籍です。

表紙の雰囲気も今までとは全く違う、重厚感のある物になっています。

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内容もファッション指南本にしては珍しく、文章のみで構成されていて、写真やイラストは1枚もありません。。。唯一、帯だけがカラーで写真が使われています。

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写真やイラストが無いとスタイルがイメージし辛いので、このへんは好き嫌いがわかれそうです。

全5章から構成されており、第1章では、ご自身のスタイリストとしてのご経験から、職業や地位などを踏まえた上でのモデルケースや成功事例が紹介されています。
第2章では具体的な服装術の基本、第3章ではその応用、第4章・5章では自分を劇的に変えるファッション改造の覚悟編・実践編と徐々にステップアップしていきます。

スタイリストさんが書かれた本ですので、最終的にはかなりおしゃれになることが目標になっています。

でも、私は「お洒落じゃないけどダサくもない、ちょうどいい服装。」を目指しているので、第2章が一番参考になりました。

特に目新しいことは書いてありませんでしたが、忘れないように付箋を貼り、ときどき読み返したい部分をご紹介します。

定番もモデルチェンジしている

明らかに流行のデザインとわかるものだけでなく、定番の服も時間が経てば少しづつモデルチェンジしている。スーツやジャケットなど毎日着る服も例外ではない。
たとえば、定番のネイビーのジャケットを持っていたとしても、それが5年以上前に買った物なら、古くささや野暮ったさがにじみ出てくるものだ。5年を目安に買い替えて、定期的に更新していく必要がある。 P141より引用

 まったく同感です。私も6年目に入ったネイビージャケットを今シーズン途中で買い替えました。

marujin.hatenablog.com

 

サイズ感も時代とともに変化する。

流行があるのはデザインだけではない。実は先ほど説明したサイズ感も、時代とともに変化している。その周期はおよそ4~5年。それ以上の時間が経った服は、シルエットが野暮ったく感じられる可能性がある。
~ 中 略 ~

一時期はすごく細身の服が流行ったが、最近はあまりピタピタすぎる服は大人の男性には似合わないと考える傾向にある。
適度なゆとりがありながら、ムダはなく、バランスの取れたサイズ感が今の時代には合っている。サイズ感を更新するには、やはり定期的に服を買い替えるのが確実な方法である。 P143~144より引用

 こちらも思い当たることがあります。私の持っている春夏用のスーツはちょうど5年目くらいなのですが、当時は今よりタイトに着るのが主流だったのでデザインも細身にできています。次の夏に着ると「ちょっと昔っぽい(野暮ったい)おじさん」になる可能性があるので、そろそろ買い替えたいと思います。

「良質の物を丁寧に長く着る。」という考え方もあると思いますが、ビジネスウェアはデザインばかりでなく素材や機能も年々進化しているので「お手頃価格の物を5年くらいで入れ替えるのがいい。」と改めて思いました。