冬の庭は毎日表情が変わります。雪が積もると一面真っ白になり、
それが少しづつ解けて、木や石の色が目立つようになり、
やがて完全に解けて元に戻ります。
2,3日の間にこのように変わるのですが、1シーズンに何回もこのようなことを繰り返し、やがて春が訪れます。
冬は花が少ないので、サラッと白くなる程度が一番きれいに見えるのですが、なかなかベストなタイミングには出会えません。
でも、ふとした時に普段見られない面白い風景に出会うことがあります。
夕方、少し寒くなってきて雪が降り始めたタイミングで外に出たら、サツキに白い花が咲いていました?!
飛び石や蹲(つくばい)には積もっていないのですが、サツキの木の上の方にだけ雪が積もって、白い花が咲いているように見えます。
霜や氷ではなく、雪に間違いありません。ほんの一瞬だけこの状態になったようで・・・写真ではよくわからないかも知れませんが、本当にキレイでした。。。
自然が創り出すアートは一瞬で消えてしまいますが、そのぶん心に残ります。
キレイな風景を見逃さないよう、普段から心にゆとりを持ちたいです。