「服を整理する。」と言うのは簡単ですが、いざ始めると手も思考も止まってしまい、なかなか前に進みません。
手持ちの服は、どれを残し、どれを捨てるか?
不足した分は、どんなアイテムを買い足せばいいのか??
できるだけベーシックなアイテムで、数は少なく、組み合わせに悩まなくていいのが、理想です。煮詰まったので、これから先のことも考えて、’男の服装術指南本’ を買いに書店にきました。
ファッションや洋服選びで悩んでいる男性は多いようで、様々な本が並んでいます。
まず、おじさん向けの本を重点的に見たのですが、大半は「お洒落でダンディなおじ様」を目指していて、「普通の服装」を目指す本などありません。
全体を見回しても、やはり目指すのは「お洒落な男」で「普通でいいです」みたいな本はありません。’ファッション = お洒落をすること’ といっても過言ではないので、仕方がないのですが・・・
なおも根気よく探していると、良さそうな本が見つかりました。
私は、表紙よりも表紙をめくった裏側に書いてあるこの部分と
裏表紙の帯のこの文章に惹かれました
目次を見ても、魅力ある見出しがならんでいます。
さらに後半部分には、揃えるべきアイテムや季節別・シーン別のコーディネート事例が載っています。
特に参考になったのは、色についての考え方でした。
私は、自分が無難だと思っている色を選ぶクセがあります。「迷ったら黒か紺、または茶系」という固定観念がありました。
しかし、そのせいで ’黒っぽいおじさん’ になってしまうことが、たびたびありました。
実は、黒は無難な色ではなく、難しい色だったのです。
茶色やベージュも、無難な定番カラーだと思っていたのですが、使い方を間違えるとおじさん度を増幅させる危険な色だということも知りました。
想定してる読者層は35歳くらい~40歳前半くらいですが、50代でも全然大丈夫そうです。
紹介されている服も、ユニクロ~セレクトショップのオリジナルが大半で、高級ブランドについては触れる程度です。
これなら、ユニクロの価格帯に慣れてる私でも、7割は実践できそうな内容になっています。
紹介されているコーディネートも、「お洒落な服装」ではなく「普通の服装」が大半です。
50歳には、若干、爽やかすぎる感じはありますが、問題はなさそうです。
「もともとお洒落な方」や「これからお洒落な服装をしたい方」は、多分もの足りないと思いますが、私のような「お洒落じゃないけどダサくもない。」を好む方には参考になると思います。