ずっと暖かい日が続き、もう雪の心配もなさそうです。昨日は二十四節気の啓蟄だったので、虫たちだけでなく人間の私も活発に活動してみました。
仕事帰りに新潟市中央区の古町地区に向かいます。
午後6時過ぎの古町通ですが、平日ということもあり閑散としています。
私が若い頃(30年前)は、この通りにマハラジャがあったりして若者でたいそう賑わっていました。
ところが、時代の流れとともに人の流れも変わり、今では若者の姿をあまり見かけない「おじさんの街」になってしまいました。
往年の賑わいを知っている世代にとっては寂しくも感じられますが、逆に言えば「落ち着いた大人の街」に変貌したとも言えます。
そんな大人の街の大人のお店「酒と肴 のぶ」さんに伺いました。
古町通と鍋茶屋通の間の細い路地の中ほどにありますが、今回は鍋茶屋通側から入ってみました。
看板の下(他のお店とお店の間)に人がすれ違うのがやっとなくらいの狭い小路があります。
そこを曲がってしばらく進むと・・・
入口があります。
そのまま階段を上がっていくと左手にドアがあります。
初めての人だとスマホのナビを使っても、なかなかたどり着けない隠れ家的なお店です。
店内にはすでに何組かのお客様がいらっしゃったので、店内の写真は撮りませんでした。
さっそく案内された席に着き、オーダーを入れます。最近は1杯目ハイボールが定番なのですが、入口にあったプレミアムモルツの超達人店の看板が気になり、生ビールを注文しました。
お通しは「浅蜊(あさり)と菜の花 ゼリー寄せ」です。さっそく旬の物が登場しました。
ビールを置いてもらうと同時に「お刺身三点盛」をオーダーします。
こちらは新潟の定番ともいえる南蛮海老(甘えび)と白身のスズキ・赤身のマグロのオーソドックスな盛り合わせです。
ビールが半分くらいになったところで、温かい物が食べたくなったので、今が旬の「はまぐり 磯の香焼き」を注文します。
殻を閉じたままじっくりと蒸し焼きにするそうです。殻は黒く焦げていますが、中身はふんわりしてうま味が凝縮されています。お皿も煌びやかでいい感じです。熱々のうちに口の中へ・・・
(早く食べてたくて、肝心の殻を開いた写真を撮り忘れました。。。)
ここらへんで、日本酒に移行します。
まずは、上越の能鷹(のうたか)しぼりたて生原酒から・・・
肴は・・・これまた旬づくしの「ホタルイカ・うるい・菜の花の辛子酢味噌和え」にします。
酸味のある辛子酢味噌とホタルイカの強力コンビに、山菜のうるいと菜の花がよく合っています。
ここまで旬づくしできたので、ラストオーダーは名残りの柳カレイです。こちらは秋~冬が旬ですが、まだまだ美味しく頂けます。
このへんでは、柳カレイは小ぶりな物が提供されることが多いのですが、こちらは通常の1.5倍くらいの大きさで身も厚く食べ応えがありました。
こちらに合うお酒は・・・辛口ですっきりした県北の銘酒 〆張鶴 雪 ですね。
チビリチビリとゆっくり飲んで、今夜はこのへんで締めることに・・・
ちょっと飲み足りないくらいで家路につくのが原則です。50代なので翌日に残らないようにキレイな飲み方を心掛けています。
昨晩もよいお酒が飲めました。